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Filesystem Hierarchy Standard(FHS、ファイルシステム階層標準)は、Linuxと他のUNIX系オペレーティングシステムでの主なディレクトリとその内容を定めたものである。大部分において、BSD系のディレクトリ階層を基にして拡張し定式化している。 主要ソフトウェアおよびハードウェアベンダーからなる非営利組織Linux Foundationが保守管理しており、HP、レッドハット、IBM、デルといったベンダーが参加している。 現行版は2.3で、2004年1月29日に発表された〔(ANNOUNCE) FHS 2.3 Released , From: Christopher Yeoh - 2004-01-29, Email Archive: freestandards-fhs-discuss (read-only), Free Standards Group, SourceForge.net〕。 == 概要 == 多くのLinuxディストリビューションはFHS準拠を方針として宣言し、FHSにしたがっている〔Red Hat reference guide on file system structure 〕〔SuSE Linux Enterprise Server Administration, Novell authorized courseware, by Jason W. Eckert, Novell; Course Technology, 2006; ISBN 1-4188-3731-8, ISBN 978-1-4188-3731-0〕〔Debian policy on FHS compliance 〕〔Ubuntu Linux File system Tree Overview - Community Ubuntu Documentation〕。 FHSが策定されたころ、UNIXやUnix系OSには既に独自の標準が存在していた。例えば、hier(7) で示されるファイルシステムのレイアウトは Version 7 Unix (1979) から存在していたし、SunOS の filesystem(7)〔SunOS 4.1.3 manual page for filesystem(7) , dated 10 January 1988 (from the FreeBSD Man Pages library)〕、その後継である Solaris の filesystem(5) もある。 最近のLinuxディストリビューションには仮想ファイルシステムとしての /sys ディレクトリがあり(sysfs、/proc の場合はprocfs)、それを使ってシステムに接続しているデバイスの設定変更が可能である。GoboLinux や Syllable Server といったLinuxシステムはFHSとは全く異なったファイルシステム階層を採用している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Filesystem Hierarchy Standard」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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